血糖値の正常値は全ての年代で

・空腹時血糖値110mg/dl未満
・食後2時間140mg/dL未満
・ヘモグロビンA1c5.8%未満

と決められており、40代もこの数値が正常値となります。

次に40代の血糖値の平均値をご確認下さい。

年齢が上がると、血糖値も上がりますので、40代の平均値≒40代の正常値という見方も必要になってくるでしょう。

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●空腹時血糖値とA1c(JDS値)の年代別の平均値の一覧表

血糖値 平均値 20代 30代 40代 50代 60代 70代
男性の正常値 88/4.9% 92/5.0% 97/5.0% 101/5.4% 101/5.6% 100/5.5%
女性の正常値 85/4.8% 87/5.0% 90/5.1% 94/5.3% 96/5.5% 98/5.4%

注意:2012年4月から今までのJDS値に+0.4%したNGSP値(A1c)を採用しております。上記表の数字も+0.4%してお考えください。詳しくは、A1cの新しい正常値へ。

40代では、空腹時血糖値もヘモグロビンA1cも、定義されてる正常値の範囲内が平均となっています。

しかし、40代の注意点は食後の血糖値が正常値かどうかです。

40代になると、体内のインスリン分泌能力が弱まり、食後血糖値の上昇を抑えられず、正常値でなくなる方が増え始めるからです。

会社や役所の検診では正常値と出ても、食後の血糖値は分らないのが現状です。

糖尿病の遺伝子(ご両親が糖尿病)がある方は、一度ブドウ糖負荷試験を受診して、食後の血糖値を確認すると良いと思います。

数値が良ければ安心ですし、異常が見つかれば、早期発見となって糖尿病を未然に防ぐ事が出来るでしょう。

40代までの生活習慣によって、糖尿病になりやすい体質になっていたり、遺伝的要素が大きく出て来るのも40代が多いと言われています。

今までの生活習慣を改めると共に、40代の平均値(正常値)を把握して50代を迎えるようにしましょう。

血糖値の目標を知る事で、モチベーションの維持に繋がっていきます。

そして安定した血糖値を目指して、血糖値の正常値へ近づくように努力していきましょう。


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