2012年の4月から、ヘモグロビンA1cの新しい正常値(NGSP値)が採用されました。2012年4月からヘモグロビンA1cの新しい正常値は、6.2%未満となります。昔のヘモグロビンA1c(JDS値)の数字に、ただ単純に0.4%プラスしたものとなっています。
 

それでは、ヘモグロビンA1cの新しい正常値を一覧表で確認しておきましょう。
 

スポンサーリンク





ヘモグロビンA1c 正常値 不良 不可
昔の正常値(JDS) 5.8%未満 6.5%未満 7.0%未満 8.0%未満 8.0%以上
新しい正常値(NGSP) 6.2%未満 6.9%未満 7.4%未満 8.4%未満 8.4%以上

今までのヘモグロビンA1cの数字は、日本だけで使用されたJDS値を用いていました。しかし世界基準値(NGSP値)のヘモグロビンA1cと0.4%の差が出てしまい、何かと不便だったと言うのが主な変更理由のようです。
 

ヘモグロビンA1cは、糖尿病にとって一番大切な数字ですから、今回の変更における0.4%の違いには十分注意して下さい。例えば昔のヘモグロビンA1cで6.5%の人は、新しいヘモグロビンA1cで表すと6.9%となります。
 

このヘモグロビンA1c6.9%(NGSP)の糖尿病患者は、昔の投薬基準(JDS6.5%ほどで投薬開始)で判断されると、投薬が開始されることになります。ヘモグロビンA1cの0.4%の差は大きいですので、自分のヘモグロビンA1cが新しいもの(NGSP)か昔のもの(JDS)かきちんと確認して下さい
 

ヘモグロビンA1cの新しい正常値6.2%未満は、2012/4月から採用されています。現在の所医師は、昔のJDS値と新しいNGSP値を一緒に示して説明していますが、時間の経過とともにNGSP値しか使用しなくなると思われます。
 

今のうちにヘモグロビンA1cの新しい正常値を上記一覧表で確認そして暗記してしまいましょう。


スポンサーリンク